昔ながらの手間をかけた飛び鉋の器が特徴の太田実窯。飛び鉋は化粧土の乾き具合を見計らっての作業など手間がかかるが、鉄分が多い小石原の土だからこそ映えるこの技法が廃れないようにと、美しく丁寧な作品を作り続けている。
ガラスを施したカラフルな器
民芸品として気軽に手にとってもらえるように価格も抑えている。オリジナルの花のワンポイントの他に、最近はガラスを施した器もつくっている。カラフルな色水を注いだような可愛らしさに心が躍る。4月中旬~5月中旬には、太田実窯裏のシャクナゲ園を無料開放している。視界を埋め尽くす華やかな花は見ごたえがあり、多くの人で賑わう。