アクアクレタ
福岡や北九州から1時間半内とほど近い東峰村(とうほうむら)。福岡県内で人口最少・高齢化率最高ながら、日本の原風景が残り「日本で最も美しい村」連合に加盟しているのんびりした田舎町です。
小石原焼、高取焼の産地として有名で、もしかしたら、村の名前よりこの焼き物の名前の方でご存知の方も多いかも。窯元は約40戸もあり、年間生産額はなんと約6億円。登り窯などが集積する焼き物街は町歩きも楽しく、人口約2,100人の村に、毎年70万人以上が観光に訪れます。
標高 482m
福岡市から 56km 車で80分
北九州市から 55km 車で85分
大分自動車道 杷木ICから 16km 25分
アクセスマップ
代表挨拶
3年前に地域おこし協力隊として東峰村に赴任し、食を通して地域の方と交流を図りました。
また、九州北部豪雨での東峰村での水害を経験し、村の様々な問題や魅力、可能性を知ることが出来ました。
具体的には、農産物としての特産品。米、椎茸、柚子など。しかし、近隣を見渡せばそれだけでは勝負できない。とても特出しているとは言い難いものです。
工芸としての特産品。300年以上の歴史を持ち、藩に納めていた茶器の高取焼と民芸としての小石原焼。茶器と民芸が共存しているところは全国でも珍しく、44窯が村にあり後継者などの問題がありつつも各窯で特色を持ち、今に至る力を持っています。
年二回の民陶祭という大きなお祭りも高齢化が進んでいます。つまり、新しいお客様、若いお客様の獲得が進んでいません。
100円ショップなど格安のものがあふれる現在で「手作り」「歴史」「用の美」など、その良さを伝えることが出来ていないため、消費者の中での差別化が難しいのではないかと考えています。
村として存続を考えた場合、農産品、農産加工品、工芸品共にそれで全国と勝負するために段階を踏んだ準備が必要ではないか?
観光地としてやっていくにはインフラの整備が必要ではないか?
村にはほかの地域にない複雑な歴史があります。それらが積み重なり現在の村の魅力になっていると感じます。
それを強く感じたのは、災害でたくさんの方の物資や人材支援を通した様々な交流を身をもって体験したからです。
それらが、小石原小学校の跡地利用ということで小石原村を発展させ、宝珠山村からの協力を経て、朝倉市等近隣を巻きこんでいける可能性があると感じています。
経営ビジョン
SDGs(Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)に基づき地域づくりを考える。持続可能な暮らしの提案。
学び
- 食育の徹底、田舎だからこそできる食の提供
- 武道や茶道など昔からある日本の文化の継承
- 自然という偉大な教師から学ぶ
- 学識経験者のチームの結成
- ローテクノロジーの利用
モノ作り
- 伝統産業を受け継ぐ人たちと新しい技術を持つ人たちとのマッチング
- 耕作放棄地を開墾し農業組合を作る
- スマート農業を取り入れ、新しい農業の形を作り上げる
- 伝統産業のデータバンクと実践できる環境整備
地域
- 観光資源を作る為、里山を守る為、工業製品を作る為の植樹
- 一線を退いた学識経験者のチームを作りオンライン可能な学習補助に
- 小規模発電施設を設置し、電動自転車での観光を
- 異文化交流が出来る拠点づくり。知識や技術の共有